葉酸不足による貧血

葉酸不足による貧血の改善方法

看護師さんが葉酸について解説

人間の妊娠期間は約10か月ですが、赤ちゃんの諸器官の原型は妊娠初期にほとんど形成されます。

つまり、妊娠をするとすぐに、ものすごい速さで赤ちゃんの体は作られ始めます。

 

その為、普段は肝臓に蓄えられている葉酸が大量に消費され、葉酸欠乏性貧血を引き起こします。
妊娠初期を終えても、その後中期後期にかけて胎児は急激に大きくなっていきますので、やはり
葉酸が必要になってきます。

 

葉酸が欠乏すると細胞分裂がうまくいかなくなり、骨髄の中の赤芽球と呼ばれる細胞が、赤血球になることが出来ず、全身に酸素がうまく運ばれなくなる為、貧血や息切れ、疲労感を生むだけでなく、胎児のDNAの合成にも関係し、障害を招くことにも繋がります。
障害が重度になれば、流産してしまうこともあるのです。

 

葉酸は体内で生成することは出来ず、食物から摂取しなければなりません。ですから葉酸は自分自身の健康の為にも、赤ちゃんを育むためにも絶対に必要不可欠で、積極的に補給しなければならない栄養分なのです。

 

しかし葉酸は熱に弱く、非常に壊れやすい水溶性のビタミンですので、加工食品にはあまり含まれていません。

 

主に葉酸が多く含まれる食べ物はレバー、とうもろこし、枝豆、春菊、にら、小松菜、ほうれん草、アスパラガス、カリフラワー、いちご、アボカドなどがありますが、枝豆では約20%、ほうれん草では約60%の葉酸がゆでることによって失われてしまいます。

 

この他の野菜なども調理することによってだいたい半分程度の葉酸が失われてしまうと言います。
これを防ぐ為には出来るだけ新鮮な物を生のまま、またはあまり調理をしないで食べて摂取するしかありません。

 

またビタミンB群は相互に補い合って働く性質を持つ為、他の食品ともバランス良く摂る方がより効果的になってきます。

 

そう考えると葉酸の含まれたバランスの良い食事を毎食食卓に並べるのはとても大変ですし、せめて妊娠中だけはと思っても、続けていくのが億劫になってしまうかも知れません。
そんな時には肩の力を抜けるよう、サプリメントの存在も傍らにあった方が良いかも知れませんね。