葉酸効果 ダウン症 神経管閉鎖障害

赤ちゃんの障害予防に関する葉酸の効果について調べてみました

胎児のイラスト

 

■ダウン症とは?

ダウン症(ダウン症候群)とは、通常23組46本の染色体のうち、21番目の染色体が1本余分に存在し、計3本(トリソミー症)になり全部で染色体が47本になる事が原因で起こる先天性の疾患です。

 

新生児に最も多い遺伝子疾患で、21トリソミーとも呼ばれるこの疾患は、出産の高齢化に伴って年々出生率が増加している事が報告されていますが、何が原因で染色体異常が起こるのかは明らかになっておらず、誰も予測できない部分があり予防の手立てはほとんどないとされています。

 

ダウン症の子供が産まれてしまう原因の1つに高齢出産がありますが、高齢出産はダウン症のリスクを高めるというだけで20代の女性でもダウン症の子供が産まれたという報告もあるため、一概に高齢出産だからと言ってダウン症の子供が産まれるとは言い切れません。また、母親の高齢化だけでなく男性側にも原因があるケースもありますので夫婦でしっかり話し合う必要があると言えますね。

 

■ダウン症の症状や特徴

ダウン症の新生児の約40〜50%に先天性の心臓疾患を認め、約60%に先天性の白内障や緑内障などの眼疾患を認める事がわかっており、成長するにつれて外見上の特徴も目立ち始めます。

 

また、ダウン症ではない子供と比較するとダウン症の子供は、運動機能や言語機能の発達が遅い事がわかっているため、早期からサポート体制を築いていく必要があると言えます。

 

<具体的な外見上の特徴>
・目尻のつり上がり
・鼻が低い
・耳が小さく変形している
・顔が丸くて平坦、後頭部は平ら
・口角が下向き
・手の指が少し短め、指の関節が1つ少ない

 

ダウン症の診断は生まれた時点で医師が上記などの身体的特徴を見る事である程度の診断が付きます。
確定診断には血液検査による遺伝子検査が行われるのが一般的です。
妊娠前にも羊水などを採取する事で調べる事はできますが、早産などのリスクを伴う場合もあります。

 

■ダウン症は葉酸で予防できる?

アメリカでは、葉酸を十分に摂取していない事がダウン症の原因として考えられているため、妊娠3ヶ月前〜妊娠後3ヶ月までに葉酸の摂取をするように推奨しているそうです。

 

日本ではまだそこまで定着していないかも知れませんが、妊婦さん同士での情報交換などで葉酸の摂取を勧められる場合が多いようです。病院で葉酸の摂取を強制される事はありません。

 

女性だけでなく男性も葉酸を摂取する事で効果がある事が実証されているため、妊娠を望む場合はパートナーと話し合いつつ妊娠前から2人で葉酸を摂取する事が望ましいと言えます。

 

また、葉酸は貧血を含めた様々な疾患の予防にも繋がる事がわかっているため、妊活を始める時点で同時に葉酸を摂取するようにしましょう。
食事から葉酸を摂取するのは大変なのでサプリメントなどで補っている方がほとんどのようですね。

 

■神経管閉鎖障害と葉酸の関係について

神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄などの中枢神経の元となる神経管の一部が塞がる事で脳や脊髄が正常に機能しなくなる疾患で、主な原因は葉酸の摂取量不足・遺伝的要因・妊娠期間中における環境などがあります。

 

統計では妊娠前から葉酸サプリメントを摂取していると神経管閉鎖障害の発症リスクを70〜80%も減らせる事がわかっているため、ダウン症同様、妊娠前からの葉酸摂取をするに越した事はないという事が言えます。

 

ですが遺伝的要因の関与も考えられるため、葉酸を摂取したからと言って100%予防できる訳ではありません。

 

リスク軽減に繋がる事は事実なので、あまりストレスを抱えたり気負いしないようにする事も大切です。

 

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