葉酸 妊娠中の効果

葉酸の着床や流産、つわりに関する効果とは

胎児のイラスト

 

■葉酸は着床(妊娠)に効果を発揮する?

葉酸はほうれん草から見つかったビタミンB群の一種で、日本では母子手帳にも書かれているように、主に妊娠をきっかけに意識して葉酸の摂取を始めるという方が多いと思いますが、海外では妊娠を意識した時点での葉酸摂取を推奨する国も多いと聞きます。

 

そこで、妊娠前から葉酸を摂取するのと、妊娠が発覚してから葉酸を摂取するのとではどんな違いがあるのか簡単にまとめてみたいと思います。

 

まず葉酸は、胎児の発育に必要不可欠な栄養素です。妊娠初期から葉酸を摂取する事で胎児神経管閉鎖障害(二分脊椎、無脳症など)の予防に繋がると言われています。妊娠してから葉酸を摂取しても効果はありますが、妊娠前から葉酸を摂取すると不妊症の原因の1つ【着床障害】に効果があるとされています。

 

なぜ着床障害に葉酸が効果を発揮するのかと言うと、葉酸には造血作用がありDNAの合成を促進する事で細胞増殖を促し、子宮内膜を強化させる事で受精卵が外に逃げてしまう事を防いだり着床させやすくしてくれるんですね。

 

葉酸はこの細胞増殖に重要な役割を果たすため、妊娠や着床に必要不可欠な栄養素と言われる理由となっています。

 

■葉酸を摂取する事で流産のリスクを抑えられる?

上記で葉酸は胎児の成長に伴って繰り返し行われる細胞分裂の際に必要不可欠な栄養素と説明してきました。全ての妊娠中に起こってしまう流産は、稽留流産・進行流産・感染流産・化学流産・切迫流産に分けられますが、このうち70〜80%が妊娠初期に起こってしまう早期流産という統計が出ています。

 

どうして妊娠初期に流産してしまうのかその原因について説明すると、ストレスや冷えなどからくる身体の不調によってホルモンがきちんと分泌されない事も原因と言われていますが、細胞分裂が正常に行われず先天性の奇形になってしまうケースも多いそうです。

 

そのため妊娠を望む場合は、夫婦で妊娠前(約3〜1ヶ月前)から葉酸を摂取するようにすると妊娠する確率が上がり、流産のリスクも抑えられるという事になるんですね。

 

葉酸は水溶性のビタミンのため分解されやすく、摂取方法や調理法に工夫や注意が必要と言われています。効率的に必要量を摂取したい場合は、栄養バランスを考え葉酸を十分に含んだ食事を摂るに越した事はありませんが、簡単に摂取したいという方はサプリメントで必要量を補う方法もあります。

 

■葉酸を摂取するとつわりは軽減する?

ほとんどの妊婦さんにとって妊娠初期に起こるつわりは避けて通れないですよね。一言でつわりと言っても、食べ物を受け付けなくなる方もいれば、何か食べていないと具合が悪くなってしまう方もいたり、食事に偏りが出たり匂いに敏感になるなど症状に個人差が大きく対処法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

そんな妊婦さんの中で噂になっているのが「葉酸を摂取するとつわりが軽減する」というお話です。ネット上でも「葉酸のサプリを飲んだらつわりが楽になった」と書いてあるのを見かけましたが、残念ながら葉酸摂取が直接つわりの軽減に効果があるという科学的な根拠はありません。

 

ですが葉酸はビタミンB群の一種なので、摂取する事でホルモンバランスを整える働きがあるのは事実です。また、葉酸のサプリメントには葉酸だけでなく他のビタミンなどの栄養素を配合しているものが多いですよね。その中でもビタミンB6が配合されている場合は、吐き気を抑える効果があるとされていますので、もしかしたらこれらの効果が合致して【葉酸を摂取するとつわりが軽減する】という噂になっているのかも知れません。

 

参考 妊娠中にオススメの葉酸サプリをご紹介しています

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