葉酸の働きにより動脈硬化が防ぐことが出来ます。

日本心臓財団の報告によると葉酸は動脈硬化を防ぐ効果があります。

 

動脈硬化を促進させるアミノ酸に、ホモステインがありますが、葉酸の働きにより
このホモステインというアミノ酸を無害化するようです。

 

動脈硬化は加齢とともに増えてきますが、世界の76カ国に於いては、穀物に
強制的に添加する事により、動脈硬化の発症を低く抑えているようです。

 

たしかパンに添加したと記憶していますが、最初に葉酸を強制摂取させたアメリカでは
以下の様な報告があります。
心臓学会報告画像

 

医学的な解説になりますので万全を期すために引用いたします。
(日本心臓財団のサイトより)
日本でも大規模コホート研究の3つの全てで葉酸の動脈硬化予防は確認されています。日本平均の葉酸摂取量は約280μgですが、日本人の中でも米国平均と同等の約500μgと多く摂取している男女の虚血性心疾患と心不全が有意に半減しています(Chui R et al. Stroke 41, 1285-1289, 2010)。

 

日本では2000年に厚生労働省が神経管閉鎖障害予防通達で妊婦に葉酸摂取を奨励しましたが成果は十分に評価されておりません。

 

米国で400μg以上と決められているのは、遺伝子多型や高齢者などの利用障害を想定したものです。日本の葉酸推奨量240μgは、血清ホモシステイン(注2)が14μg/dl以下になることを目標として、厚生労働省が策定したものです。
脳梗塞は血清ホモシステインが5μg/dl から2倍の10μg/dlに増加すると、約5倍にも増加します。
特に日本人の15%にみられる葉酸を活性化する酵素を合成する遺伝子(注3)がTT多型ではホモシステインの血中濃度が増加し、脳梗塞の発症が3.5倍も高くなっています

 

そこで、100名に葉酸負荷試験を受けてもらったところ日本の葉酸推奨量では不足であり、400μgに増量するとTT型の人であっても他の遺伝子型(CC,CT)と同様な血清葉酸濃度に上がり、ホモシステイン濃度を下げることが確認されました(Hiraoka M et al. : Biochem Biophys Res Commun, 316, 1210-1216,2004)。

 

さらに、食物中の葉酸は補酵素としての蛋白質と結合しており、消化能低下で葉酸欠乏となりやすく、特に高齢者では約7割にピロリ菌感染が認められるので、萎縮性胃炎となりやすく、ペプシノーゲンI/II比が平均3.6±2.1と低くなっています。消化吸収率は4割といわれており、食物だけで摂取することを難しくしております。

 

したがって、たとえ栄養士が1日240μgの推奨量を給食したとしても、葉酸不足で動脈硬化が進行するのです。
http://www.jhf.or.jp/topics/2014/003494/ 

 

以上の事を踏まえると、葉酸は積極的に摂取すべきであり、動脈硬化の危険性を指摘されている方などは、食事以外にも良質な葉酸のサプリメントで補う必要があると思われます。
食生活で脂肪分の摂取が多い方や、野菜不足を認識されている方は、特に注意が必要ですね。
坂戸市の葉酸プロジェクトについても以前ご紹介しましたが、市を上げて取り組み効果を上げているようです。

 

続報があり次第またご報告いたします。

アメリカの葉酸摂取についての報告

米国疾病管理センター(CDC)によりますと、穀物類に葉酸の添加を進めてきた
1998年依頼、子どもの先天病で脊髄の形成異常である「神経管欠損症(NTD)」を未然に防ぐことに成功したと報告がされました。

 

これは、パンやバスタなどの穀物類に100gあたり140マイクログラムの葉酸を添加したことによるものだそうです。
虫歯を防ぐために水道水にフッ素が添加されていることを思い出してしまいました。

 

統計によってもこの政策を行った後、年間1300人の発症を未然に防いたそうです。
また この結果により引き続き葉酸の添加は行われるということです。

 

以前テレビで、アメリカの貧困と肥満の関係を取り上げていました。
野菜が高く、食生活がジャンクフードのようなものに偏り、肥満と健康を害しているようです。
そのような背景もあり、葉酸の強制添加が行われているのかもしれません。

葉酸は動脈硬化の予防に効果があります。関連ページ

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